不満だらけの常駐から抜け出そう!
客先常駐として働く人の中には、雇用された時点で客先常駐のみの仕事になるとは思わずに就職している人もいます。卒業したての若い人などは、IT職についての知識や経験もないことから、入社後にどのような立場で仕事をすることになるのかについて漠然としたイメージしか持っていないかもしれません。そのため、入社してすぐに客先常駐という形で働くことになって、何となく流れでそのままでいるという人もいることでしょう。
しかし、システムエンジニアとしての自分の将来設計をしっかりとしておかないと、うまくキャリアを形成できずに中途半端な立場で年齢ばかりを重ねてしまうことにもなりかねません。特に客先常駐という働き方は、若くて経験の浅い人材の方がコストもかからなくて需要があります。しかも、30代半ばにもなるとその世界ではもう若くないと判断されてしまい、常駐の仕事が激減していきます。仕事が無いと自分の所属している会社で待機をすることになりますが、客先常駐しかやっていない会社であれば、待機している社員は利益を生み出さないだけでなく、コストばかりがかかるお荷物的な存在になってしまいます。そのような会社にずっといても、仕事が増える可能性がどんどん少なくなっていくわけですから、転職を考えるしかなくなっていきます。
先のコースがこれだけはっきりとしているのであれば、自分が今の会社にずっといるべきか去るべきかの答えははっきりと見えてくるのではないでしょうか。
客先常駐だけでなく自社開発や受託業務がある会社であれば、常駐の仕事に頼らなくても需要がなくなれば自社の方で仕事をすることができますし、上司がエンジニア出身であれば出世の道があることも理解できるでしょう。自社開発などがあれば、プロジェクト全般に本格的に携わることができるようになるため、常駐時代の経験を活かしながら自分のスキルをさらに向上させていくことができます。しかし、常駐の場合はプロジェクトの中心で仕事をするよりかは、どちらかというと雑用に近い仕事が多くなるケースも少なくないため、システムエンジニアとしてのステップアップはあまり期待できません。
ずっと客先常駐のシステムエンジニアのままでいると、30代半ばぐらいになって仕事がなくなってしまう恐れがあります。上述のように自社開発もしている会社であればいいかもしれませんが、そうでなければそのままリストラになる可能性もある厳しい世界です。そうなる前に現状から脱出することがシステムエンジニアとして生き残るポイントになるので、同じ過ちを繰り返すことがないよう、慎重に考えていくことがとても重要になります。
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自分の時間を自由に操りながら、やりたい仕事を手掛けて収入も大幅に増えるというのであれば、誰でもフリーランスをやりたいと思うのではないでしょうか。手に職のあるシステムエンジニアであればその生活を手に入れることができます。客先常駐という働き方は、キャリアの通過点として見れば悪いことばかりではありませんが、キャリアアップどころか続けていくことすら困難になることもあるため、将来についてよく考えておく必要があります。詳しくはこちら
システムエンジニアとしての将来性という観点で客先常駐という働き方を考えてみると、デメリットばかりが目立ってしまいます。しかし、その後転職を考えているのであれば、客先常駐もいい経験として見ることができるでしょう。何よりも、いくつもの企業の現場を見て実際に働くことができる環境は、客先常駐だからできるものでもあります。後は転職のタイミングが遅くなり過ぎてしまわないよう、抜け出すチャンスを見逃さないことです。詳しくはこちら
客先常駐として働く最大のメリットとも言えるのが、システムエンジニアとしての経験値が上がるという点です。契約期間が終了しては次の職場に移るという生活は負担が少なくありませんが、新しい環境でプロジェクトを手掛けることができるのは、上昇志向のある人にとっては魅力でもあります。地道に経験を重ねていけばその先のキャリアにも大いに役立つので、デメリットばかりにとらわれず、仕事に対して積極的な見方をすることも大切です。詳しくはこちら